こちらをご覧になっている方は、「ジオキャッシングというものに興味はあるけど、正直よく分からない…」「そもそもジオキャッシングって何?」という人が多いかと思います。
そこで、この記事ではジオキャッシングの概要から始め方の手順までを分かりやすく解説しながらご紹介します!
何回かに分けて、より詳細な記事も更新しますのでそちらもご覧ください!
・ジオキャッシングって何?(大まかな概要)
ジオキャッシング(Geocaching)はGPSを使った世界規模のハイテク宝探しゲームです。誰が隠しても、また誰が探しに行ってもよく、無料で楽しむことができます。タッパーなどのプラスチック容器などに、見つけたプレイヤーが名前を書くためのログブック・携帯ストラップなどのちょっとしたグッズなどを入れて人の目につきにくいところに隠したものが「キャッシュ」と呼ばれる「宝」です。
端的に言いますと、「GPSを使って隠されたお宝(キャッシュ)と呼ばれる物を見つけていく宝探しゲーム」です。
分かりやすく例えるなら、「ポケモンGO」のような位置情報を用いて行うゲームだと考えてもらえればまずはOKです!
最初に、ざっくりとしたイメージをつかんでもらうために、公式が紹介している動画をご覧ください。
(字幕をオンにすることで日本語が表示されます)
このようにスマホ一つで、楽しめるようになっています。
「お宝」と言っても金銀財宝が入っているわけではありません。
キャッシュの大きさにもよりますが、中には、見つけたことを書き記すためのログブックと言われる紙から、小物やおもちゃのようなものまで入っていることもあります。
「高価なものは入ってないのかぁ」とか思うかもしれませんが、あくまで、「いろんな場所に隠れているものを探し出す面白さ」や、見つけられなくても「自分が知らない景色や場所を知るきっかけになる」というのが醍醐味ですので、中身自体にはあまり期待しすぎないようにしましょう!笑
自然の中に、ユーザーが座標を指定した場所にキャッシュを設置し、その情報をもとに別のユーザーがスマホなどを使って探し出す。というのが大まかな流れです!
・実際にキャッシュを探してみよう!(具体的なやり方)
1.ジオキャッシング公式アプリをダウンロード
座標が分かるならスマホ以外のGPS機器でも可能ですが、多くの人がスマホを持っていると思うので、この記事ではアプリを使ったやり方を中心に説明していきます。
最初に公式アプリをダウンロードします。(ここではiOS版を中心にご紹介します)
※アプリ自体は無料です。アプリ内で無料会員か有料会員かが選べますが、無料会員で十分に楽しめますのでご安心を!
「App Store」を開き、検索欄に「Geocaching」または「ジオキャッシング」と入力。
このようなこのようなアイコンが目印ですのでこれをダウンロード。(一番上に出てくるはずです)
(画像はクリックで拡大できます)
開くと、ログインか登録かを聞かれるので、初めての方は「登録」を押します。(Facebookのアカウントをすでに持っている方は、すぐにログインできるようです)
「登録」では、メールアドレス、ユーザー名、パスワードを求められます。
「ユーザー名」は公開されるため、自分がよく使うハンドルネームなどを使用しましょう。
2.アプリを使ってキャッシュを探してみよう!
ログインできたら地図が表示されると思います。
位置情報サービスをオンにしていると、自分の位置とその周辺の地図が表示されるかと思います。
航空写真になっている場合は、画面左上のアイコンをタップして通常のマップに切り替えられます。
地図を拡大・縮小してみてください。何か地図上に丸いアイコンがたくさん表示されていませんか?
そう、それがキャッシュ(お宝)が隠されている場所なんです!意外とみなさんの身近に隠れているのではないでしょうか?
実はキャッシュにもいろいろな種類がありますので、まずはその種類を紹介します!
https://i-red.info/geocaching/より引用
とこのように様々な種類があり、細かいものも挙げれば他にもたくさんありますが、この表にあるのが主なものになります。
その中でも特に8~9割ぐらいの割合を占めるのが、このトラディショナルキャッシュ。(緑のアイコンが目印)
この記事冒頭付近の公式動画のようなタイプのキャッシュがこのトラディショナルキャッシュになるので、これを例に説明していきます。
まず、あなたが探しに行きたい、地図上に表示されているキャッシュのアイコンをタップし、詳しく見てみましょう。
すると、そのキャッシュの概要が表示されます。少し下にスクロールして「詳細」というところをタップしてみましょう。
ここには、その設置者が置いた場所周辺の情報やどういう環境下にキャッシュが置かれているのか、などの情報が記されているので事前にチェックすると良いでしょう。
キャッシュまでのルートが分からなければ、ルート案内機能も使えます。
右上の車のアイコンをタップすると、どのナビアプリを使うかを聞かれます。(iOS版の場合は、端末標準のマップかGoogle mapを使うかを聞かれます)
どちらか選択してナビを開くと、目的のキャッシュまでの道のりが表示されるので、あとはそれに従ってキャッシュの近くまで移動しましょう。
「近くまでは来たけど、ナビではやりづらくなってきた…!」というところまで来たら、ジオキャッシングの公式アプリに戻って、先ほどの車アイコンの右隣にあるコンパスのマークをタップ。
キャッシュまでの距離と方角、画面下側には現在地とキャッシュの座標も表示されるので、これをもとに歩いてさらに近づいてみましょう。(±10mほどの誤差がある可能性がありますので、注意してください。)
さぁ、いよいよキャッシュのすぐ近くまで来れました!あとは周辺を探してみましょう!
「・・・あれ?見つからない?」
と思ったら、キャッシュ概要画面の中央付近の「ヒント」をタップしてみましょう。
設置者がもしヒントを公開していれば、どういう場所に設置されているかの情報を得ることができます!
このキャッシュの「map」というヒントだと、「近くの観光マップとかのボード付近にキャッシュが隠れているのかなぁー」というような推測ができます。
それでも分からない場合は、「ヒント」ボタンの下側にある「活動」をタップしてみましょう。
ここでは、設置されてからこれまでこのキャッシュを探しに来た人たちのログの記録が残っています!
答えは公開しないのがルールですので、直接的な場所は書いていないですが、十分なヒントになる情報が書かれている場合もあります!
3.キャッシュを見つけたら?見つけられなかったら?
見つけることができたら、証明するために、記録を残しましょう!
キャッシュの中には、必ず「ログブック」と呼ばれる紙が入っているはずです。見つけた日付や、見つけた人の名前(ハンドルネームで可)などを書き残せます。
アプリ内にも記録を残しましょう!
キャッシュ概要画面の「ログをつける」をタップ。
画像の3つの選択肢が出てくるので、「発見」をタップ。
(発見できなかった場合は「発見できず」をタップ、キャッシュに何か問題がある・何か別のメモをみんなと共有しておきたい場合は「ノートを記録」をタップ)
記録画面が開いたら、「見つけたか見つけられなかったのかの旨」「その現場の状況」「どういうスポットだったか」などを書き記してみましょう。
もし、書き方が分からない場合は、他の人のログの記録を参考にすると良いでしょう。
※ログでよく使われるジオキャッシング用語を一部抜粋して紹介しておきます!
豆知識(ジオキャッシング用語)
- FTF:キャッシュが設置されてから一番乗りで見つけたこと
- TFTC:Thanks For The Cache(日本語で「設置してくれてありがとう。」)
- DNF:Did Not Found(日本語で「キャッシュを見つけられなかった。」無くなっている可能性もあるのでその報告の意味もある)
- ロスト:キャッシュが無くなってしまった状態
- マグル/ジオマグル:ジオキャッシングを知らない人たち。ハリーポッターの魔法を使えない人たちから来ている
- ハイド:キャッシュを設置すること、隠すこと。
- GZ:Ground Zero (グランド・ゼロ)の略。キャッシュに到達したことを示した地点。キャッシュへの距離が0メートルの地点。
- スポイラー/spoiler:ネタばれ
他にもたくさん用語がありますので、気になった方は【こちら】や【こちら】を参考にしてみてください!
※アプリ上のログには写真も一緒に添付することもできますが、キャッシュの場所は載せないようにしましょう!
探し終えたらキャッシュは必ず元の場所に戻してください!(次に探しに来た人が探せなくなります)
これで、あなたも立派なジオキャッシャーの一人となりました!
・無料会員と有料会員の違い
有料会員は、月額で720円、年額で3,600円かかります。長期間、有料会員になるならば年額がおすすめです!
主な違いを一部抜粋してまとめてみました。
※イベントキャッシュ:ジオキャッシャー同士で交流するのが目的の、期間限定キャッシュ。参加した旨をログに残すことでFound(発見)という扱いになります。
文章で端的にまとめると、「無料会員はアプリ上のマップに緑色のアイコンで表示されている難易度・地形レベル1.5以下のトラディショナルキャッシュとイベントキャッシュのみ探索可能」ということです。
難易度の詳細については【こちら】をご覧ください。
・あの人気YouTuber水溜りボンドやワタナベマホトもジオキャッシングを体験!
実はYouTuberである、水溜りボンドやワタナベマホトも、ジオキャッシングに関連した動画を上げています!
水溜りボンドは、しっかりジオキャッシングの企画として投稿しているので、やり方の流れが分かりやすいと思います。
ワタナベマホトの動画は、心霊スポットに行ってみたら、たまたまキャッシュを発見したようです。ジオキャッシングのことは知らなかったようですね!
これはかなり大型サイズのキャッシュです!
※キャッシュのサイズについても【こちら】を参照ください。
・ジオキャッシングをする時のポイントや注意点
注意
- キャッシュの隠されている場所の答えを公開してはいけない
- ペンは基本持っていく。(ログブックに記録するためのペンが入っていないことが多い)
- 入ってはいけない場所に入らない
- 食べ物は入れない
- キャッシュを必要以上に難しく戻さない(他の人が見つけられなくなります)
ポイント
- 田舎すぎる場所はキャッシュが少ない(すぐに行ける範囲にキャッシュが無い可能性がある)
- 東京などの大都会は逆にキャッシュが多すぎる(密集しすぎていて、「穴場スポットを見つけたい」という目的では向いてないかも…)
- 探す時は不審者状態(このゲームを知らない人からすれば、一定の場所をキョロキョロ探している状態は完全に不審者です。職質とかされないようにしましょう。)
・まとめ
日本ではまだまだマイナーなアウトドアゲームですが、旅行やおでかけに、ゲーム性という一味を加えるジオキャッシングはとてもおすすめです!
どこかへ行ったついでにこのジオキャッシングを楽しむこともできますし、逆にジオキャッシングを目的に出かけることで、今まで知らなかった穴場スポットを見つけることができるかもしれません!
無料会員でも十分楽しめますので、家族や友人を誘って、ジオキャッシングの旅に出かけてみてください!